余暇の大切さ、楽しく生きるために
障害者の親としてきょうだいとして本人にとって何が大切なのか考えると楽しく過ごしてもらいたい。障害があるから~できない。とあきらめることは多いだろう。でも障害があるから~してはいけない。ということは一つもないのだ。
障害があると、どうしても不可能なことにぶつかるだろう。だから娘が働けない理由が不可能なことであれば強要はできないんだけど、まだそれを見極められないからあれこれやってみる段階なのだ。まるで小学生の習い事選びだ。どれが好きかこの子に才能があるか手当りしだいに習わせてみるような、仕事(自立訓練や就労支援)も余暇も手あたり次第やっている。
最近、セルフエステに入会してから自分で自転車にのって予約時間に行くようになった。少しはきれいになりたい気持ちが出てきたようでうれしいことだ。
映画館と同じ建物なので両方の予定を合わせて半日くらい一人で楽しめるようになった。いつまで続くかわからないけど。(>_<)
少しずつ余暇の過ごし方については確立してきているのかなと思う。親ありきで成立する余暇では親なきあとは成立しないのだから自分でできる範囲内で自ら余暇を楽しんでもらいたい。
しかし、生活のリズムを作るうえで毎日どこかに通うのも大切だと思う。仕事で生計をたてることは娘には難しいかもしれない。本当は自立してほしいけれども生涯、福祉とのつながりは切りたくないのが本音だ。
姉は病院とのつながりしかなく福祉との関わりこの10年たらずであった。精神障害者ゆえ福祉の法制が追いついてなかったのだ。最近、福祉にいれてもらったばっかりという感じだ。しかも、制度を知らなければ利用できない。障害者がなにも知らずにいると困っていても解消できないのだ。
周りの人がこんな制度があるから利用すれば?という提案をしてくれないと置いてけぼりなのだ。役所は自ら出向きこんなことに困ってるんだけど、と言うとこんなんありますけどとは言ってくれる。決して困ってませんかと聞きに来てくれない。そういうのは役所ではなく悪徳業者だけだ。だから親なきあとでも福祉につながる糸口をつなげておかないといけない。
今、娘は計画相談事業所にお世話になっているのでこちらからアプローチがたりなくても目をかけてもらえる。親なき後の心配も少しは減ったと思う。なにより楽しみのある人生であってほしいのだ。