誰のために生きる?発達障害の娘と私

なんでも引き受けてしまう私。そろそろ限界かな。

中学卒業だ進路はどうしよう①

 義務教育卒業まではマイペースで通学してそれなりに本人も楽しいこともちょっとありでなんとか過ごした。娘のいわゆる普通でないところは多くの普通でないとされる引きこもりや不登校の方、軽度知的障害の方やダウン症などの障害の方、身体障害の方とも性質がかなり違う。中学卒業後の進路はある程度このようなパターンで用意されている。発達障害(知的障害なし)の場合は不登校グループの通信制高校など登校に配慮した進路を選ぶ人が多く知的障害も併せ持っている方は発達と知的で特別支援学校を選ぶ方も多い。身体障がいの方は重度の場合は養護学校を選ばざるおえないケースも多いが全日制高校という進路も開かれている。それは通えるサポートがある前提だったり学校側の受け入れ態勢が整っている場合に限られる。障害者差別解消法が平成28年に施行されいるので公的機関は必ず、その他は努力義務となっているがたとえば公立高校なら車いすの生徒が入学したい場合はその設備を整えなければならない。バリアフリーとかエレベーターなどである。

 ところが娘は超わかりにくい障害。通常の発達障害に対応してきた方でも(・・?ということが多いと思う。知的にはトータルの数値ではギリギリ軽度知的だけど発達障害の特徴の凸凹も激しくできるところとできないところがかなりの差がある。しかしその凹凸が精神年齢を激しく引き下げており10歳程度。何より問題点が挨拶や返事がタイミングよく相手に届くようにできないこと。

 まず誰でも希望したら受け入れてもらえる可能性が高い昔からある支援学校の見学。入るなりもう娘の顔色はみるみる変わっていく。ここは私が行くところじゃない!みたいな雰囲気が漂ってる。完全拒否。

 県内には特別支援学校の他にも高等特別支援学校が娘が卒業する前年に新設されており通いやすい高等支援学校は二つから選べた。知的に低すぎない娘にとっては高等のほうがよさげに見える。しかしどこの特別支援学校も事前見学や相談があり面談が必須。娘の年は発達障害の子が多かったのか高等の方は大人気(?)で競争率も高かったようだ。昔ながらの特別支援学校と高等を2校、見学面談行く。先に書いたように受け入れてくれそうな特別支援学校は娘が完全拒否。高等支援学校は1つは面談のときに娘は机に顔をうずめて面接官を見ることもせず(まあ拒絶)支援担任も同行してくれたが相手も競争率高いのをわかってか、もうここで振り落とそうとセクハラあるよなど言われもう受験しないでほしいが見え見えの面接。私も担任もあれは受験しないでくれといってたねと意見が一致。もう1校の高等支援学校は担任だけ別に呼んであの様子では万が一合格しても通常の特別支援学校(娘が拒否した学校)に預けてある程度みんなについていけるようになったら戻すという方針をとる可能性があります。暗にだから受験してもムダですと言われた。

それは娘の態度が超悪かったから他ならない。見学はだいたい授業の様子なのだが特別支援学校だと小学校低学年の算数程度または掃除などの訓練。空き缶つぶしも訓練。これに顔面蒼白だった。

高等特別支援学校も作業訓練の様子を先に見せられる。作業訓練はでっかいクイックルワイパーを隅から隅までまっすぐ角は直角にきりっと曲がってかなりのスピードで床を掃除する。掃除というより競技のようだ。

ショッピングセンターや病院など清掃業の人を見たことない人は少ない思いますがあんな丁寧だけどゆったりとは掃除しません。支援学校で掃除大会みたいなのがあってその技を競うらしい。娘があんな掃除できるか~って思うのは確かに(>_<)。娘はそういうところの差(訓練と実際の違い)がわかったからこそやりたくないと拒否反応が出たのかも?訓練だからという理由より実際そんなことないのにやる必要ある?って感じ。しかも清掃業には興味もなかったと思われる。かといって片付け掃除できないかというとそうではなくて娘が一番我が家で几帳面で掃除もするミニマリストである。

おそらく学校なので勉強するものだという固定観念はあったのだろう。今思えば勉強はしたいけど小学生から少しずつ勉強から離れてしまいそのコンプレックスがあるのでもっと学びたいと思ったのかもしれない。でもわからない自信がないというジレンマかな?

そして支援学校といえば元気な返事、挨拶は必須。見学だけ行った(通うには遠い)一番古い高等支援学校は自衛隊さながらの雰囲気で背筋のばして「はい!」っていう感じでとても怖く感じたかも。きっちり厳しいのは良いのだけど見ただけでできないと思っても致し方ない。とにかく返事受け答えができない娘は支援学校には向いていないということがわかった。知的が娘より重いであろうと思われる方はかえって一生懸命さがあったり返事も素直にされている。娘はだいぶひねくれてるともいえる。

 しかし今時、体育会系の教育を障害者にしなければいけないというのは古い固定概念なんじゃないか?お返事素直にする子は仕事できるのでしょうか。でもやはり社会では挨拶やホウレンソウなどいまだ重要なのでまず返事ができない子はつまはじきだ。

障害がないと「あざっす」「ういっす」とか今時の高校生の正しくない返事でも許されるのに障害があると背筋のばし「ありがとうございます!」「はい!」って大声で言わなきゃいけないの?バカッターってまだ生息してるみたいだけどそれなら真面目に働けるけど返事ができない娘を使う方が良くない?企業さんは何が基準なんだろうね。

まあ色々なことを思いながらも特別支援学校には合わないということであきらめることになる。